髪が明るくならないor赤くなる人必見!ヘアカラーに関係しているメラニン色素って一体なんだろう?

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です^^

みなさんも一度は聞いたことがあるかと思います。

メラニン色素」というもの。

お肌の色もメラニンが関係してて

多い人は黒いし、少ない人は白い人が多いですよね。

で、髪の毛にも実はメラニンがあるわけです。

このメラニンの量や種類はとっても髪の毛に関係してくるわけでして。

髪の毛を染める上でとっても重要な要素になってきます。

今回はそんなメラニン色素のお話をしていこうかと思います。


メラニン色素って何?

そもそもメラニン色素とは何か?

メラニン (melanin) は、ヒトを含む動物植物原生動物、また一部の菌類真正細菌において形成される色素である。メラニン色素ともいう。

Wikipediaから引用

要は大体の生物の色を作っているのがメラニンということです。

このメラニンは太陽の紫外線から体を守る効果があるとされています。

なので遺伝的に紫外線が多い地域に住んでいた人はメラニンが多く生まれてくる傾向が強く

黒人などがその例に当たりますね。

逆に紫外線量の少ない地域に住んでいた人はメラニンが薄いため白人が多いです。

ただあくまで遺伝的な話なため、ブラジルで生まれた白人種は肌が白い傾向にあります。


メラニンの種類

さて、ここからが本題。

メラニンには種類があるわけですが基本的には2つあり

ユーメラニン《黒褐色》

フェオメラニン《橙赤色》

この2つが髪の毛の色を構成しています。

この2つの色素が多い少ないで髪の色は決まってくるわけです。

ユーメラニン【真性メラニン】

ユーメラニンは真性メラニンともいい「黒褐色」の色素です。

このメラニンが多いのがアジア圏の人々で、髪が黒い人種の人になります。

フェオメラニン【亜メラニン】

フェオメラニンは亜メラニンともいい「赤褐色」の色素です。

この色素の多さで髪の毛が「赤〜黄色」なのかが変わります。

ヒトユーメラニンフェオメラニンドイツ語版)と呼ばれる物質により決まる。

毛髪をはじめとするヒトの体毛は、地域や民族によりさまざまで、白色・淡褐色・栗色・金色・赤褐色・黒色など実に多様な色がある。体毛にユーメラニンが多いとその色は濃く、フェオメラニンが多いと赤みを帯びた色になる。毛髪の色が淡い人種では、人によっては成長につれ毛髪が次第に濃い色へ変化することもある。また高齢になるにしたがい髪の色が薄くなり、灰色や銀色や白色になることはほとんどの人種で起きる。

Wikipedia 引用

メラニンとヘアカラーの関係性は?

ではこのメラニンがどうカラーに関係してくるかなのですが

カラーをする際、このメラニンは邪魔なのです。

なぜなら元々黒い髪の毛に染めるわけですから

黒いままに染めても黒なのです。

そこでカラーは染める際にこのメラニン色素を破壊して、

カラー剤の色素を入れ込むことで染めていきます。

アルカリヘアカラーは、1剤に含まれる酸化染料・アルカリ剤・界面活性剤と、2剤に含まれる過酸化水素で、浸透・発色・ブリーチの3種類の作用が起こります。

DEMIコスメティック様 引用

このメラニンを破壊した際にどれだけユーメラニンが多く

フェオメラニンが多いかで髪の下地の色が変わるわけです。

例えば髪の毛をカラーする際に明るくなりずらいなんて人いますよね?

キューティクルの多さも関係してきますが

そういう方は主にユーメラニンが非常に多く入っている方です。

黒褐色の色素が多いため、なかなか明度が明るくなりづらいわけです。

仮にユーメラニンが少ない人はすぐに明るくなります。

明るくなりやすいとか、色抜けやすいとかいう人は大体そうです。


髪に赤味が出てしまう人はフェオメラニンが多い

フェオメラニンは赤〜黄色という、いわゆるブラウン感を作っているメラニンです。

赤味が多ければ赤毛だし、少なければ黄色味なわけです。

メラニンが黄色なのではなく、赤メラニンが少ないから黄色なのです。

最近の日本人は赤味が嫌いな人が多いです。

なのでみなさん「アッシュ」「グレージュ」などの寒色系に寄せたがる人が多いですね。

ですが赤メラニンが多い場合、いくら青い色素を入れても赤みは消せません

赤+青はあくまで紫ですからね。

なんで結局はこのフェオメラニンも破壊しなければいけません。

破壊することで赤から黄色になり、

「アッシュ」や「グレージュ」などの灰褐色寄りな色味になります。

プラスで言えば、ユーメラニンも破壊することで髪に透明感がでます。

ユーメラニンは髪の明度に関係しているからです。

こちらもご参照ください

結局のところ、ヘアカラーはメラニンを破壊しなければ染まらないということですね。


ヘアカラーが抜けた時の下地の色は残留したメラニンの量による

染めたヘアカラーが抜けた際、髪の毛が「赤」や「黄色」になるのは

カラー剤の残留とユーメラニンとフェオメラニンの残量によります。

カラーの残留はここでは割愛しますが非常に関係してくるので注意が必要です。

フェオメラニンが多く残っている髪はやはり赤やオレンジなどの赤褐色になります。

ブリーチはメラニンは大量に破壊しますから抜けた時に黄色くなるのはそのためです。

なので抜けた色が赤くなりたくない人は必然的にメラニンをたくさん破壊する必要があり

強いては髪の毛を明るくしなければならないわけです。

ある意味諸刃の剣というか、一長一短というか、

何かを得るためには何かを捨てなければならないわけですね。

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まとめ

髪の毛を染めるときはメラニンを破壊する

その上で色素が入り髪は染まります。

これが基本的にアルカリカラーと言われるカラー剤の仕組みであり

メラニンがどれだけ関係してくるかわかったと思います。

あなたの髪が染まりやすいかどうか、何色が得意なのか

それはあなたのメラニンが教えてくれます。

美容師さんに相談してぜひ素敵で理想な髪色にしていきましょう。

では。

フリーランス美容師・TAMIO

奥田 益舟

(オクダ ヨシノリ)

♦︎GOOD NEIGHBORS柏店♦︎

“千葉県柏市柏3-10-30 第三泉ビル101”

千葉県柏市で“大人女性”の悩みに特化した美容師。

くせ毛で悩む女性の為のメニュー提案

白髪染めを使わないで染めるカラーをメインに

大人女性の髪のお悩みを解決していきます。

♦︎得意な技術♦︎

《ショートカット専用・曲がるラウンドストレート》

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