こんにちは。千葉県柏市で美容師をしていますTAMIOです。
これをご覧になっている方は少なからずショートもしくはくせっ毛さんではないでしょうか?
ショートの人は短くするとうねりが顕著に出てしまい、どうしても癖が目立ってしまいがちですよね。
なのでバッサリ切るのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな人のためにあるうってつけの技術
「ショート専用縮毛矯正」について、解説していきたいと思います。
そもそも縮毛矯正とは?なぜ痛むイメージなのか?
一般的な矯正のイメージって皆さん良いイメージを持っていないですよね?
「髪が痛む」とか
「真っ直ぐピーンとなってしまう」とか
なんかネガティブなイメージが殆どです。
でも実際はどうなのでしょうか?
関連記事も載せておきますので宜しければどうぞ。
矯正の原理としては分かりやすくお伝えすると3つのプロセスがあります。
1・髪の毛の中のSS結合を切る。
2・熱による髪の形状の固定化。
3・切った結合の再結合。
ざっくりですがこれが基本的な仕組みになります。
この時に痛む要素が1と2の「SS結合を切る」と「熱による固定化」に多く含まれています。
ちなみに3番にも痛む要素がありますが今回は割愛。
これらのダメージはカラーなどの薬剤ダメージのみの施術と比べてしまうと
圧倒的にダメージが大きいとされているため、ネガティブなイメージが多いのです。
矯正のダメージの原因その1
1.のSS結合を切る際に基本的に使われる薬剤はアルカリ性の薬剤を多く使用します。
このアルカリ剤は髪の毛を「膨潤」と言って広げて柔らかくしてくれます。
例えるならお麩やスポンジです。
水を含むと大きく膨らみ柔らかくなりますよね。
アルカリ剤を使用することで髪の毛は広がり、キューティクルが開きます。
その隙間からSS結合を切る「還元剤」と言うものが浸透し
じわじわと髪の内部で髪の骨組みを一度壊していくのです。
これだけ聞くとこの還元剤が髪のダメージにも思えますが
実はその多くがアルカリ剤によるダメージだと言われています。
アルカリ剤で広がった髪の毛は、放っておくと髪の毛が柔らかくなり過ぎて
しまいには髪が溶け出してしまいます。
髪の溶解です。最悪の場合はテロテロした質感になり指にまとわりつくような状態に。
こうなると髪の毛は切れてしまいます。
この柔らかい状態は髪内部の成分が流出してしまう状態です。
髪の毛を構成する成分で最も大切なケラチンが抜けていくので
髪の毛の中身がスカスカな状態に。具のない海苔巻きのような状態です。
この状態のままアイロンワークをしてしまうのがダメージの要因の1つです。
柔らかく・そして成分の抜けてしまう髪をどうベストな状態に持っていくかが鍵になります。
矯正のダメージの原因その2
次に2.の熱による髪の固定化ですが、これにはやはり熱ダメージが上げられます。
ちなみに1剤の時点で髪の毛がベストな状態であれば
この熱によるダメージも然程問題ではないと考えます。
なので前提として、髪の毛を膨潤させ過ぎてしまったと仮定します。
髪の毛が脆くなっている状態で、180度前後の熱で髪をプレスしていく際に
髪が熱に耐えられなくなり最悪の場合は焦げてしまう恐れがあります。
また、内部がスカスカな髪の毛をまるで「ホットサンドメーカー」のように挟むため
髪の毛が極端に潰れてしまい、真っ直ぐになりやすくなります。
これを防ぐ意味では、アイロンで挟む前に髪の毛を熱に強い状態と
髪の内部に栄養を入れておく必要があります。
前述でも記載したケラチンや熱に強いキトサンなどです。
こうすることで髪は熱に強く潰れにくい状態にできます。
ショート専用縮毛矯正はどんな技術?
僕の言っているショート専用縮毛矯正は
髪の毛の癖の結合はしっかり切るのは通常の矯正と同じ。
かつ髪の毛を熱に強く・抜けてしまうケラチンを補いベストな状態にしておきます。
大きな違いはブローで癖を伸ばしていくことです。
アイロン操作で起きる髪が潰れる現象は、実際は髪の毛のボリュームを抑えるという点では
非常に有効だとは思いますが「ショートスタイル」の場合、
トップのボリューム感やフワッと感を出したいわけです。
ここで有効なのが「ブロー」になります。
ブローはブラシの歯の隙間に髪の毛が入るため熱は伝わるけれど
髪の毛を潰しているわけではありませんね。
また適切な「テンション=引っ張る力」を加えることも可能なので
髪の毛の癖が真っ直ぐに伸びやすいわけです。
そうすることで髪の毛に適度なボリュームを残したまま自然な仕上がりになります。
デメリットがあるとすると
アイロンほどの艶と癖の伸びはないと言うこと。
これは熱量やテンションの力・アイロンプレスの効果など
ブローでは不可能なことが要因になります。
また、ブラシが入らないほどの短い毛の部分も出てきます。
そういったところはアイロンを用いて癖を伸ばした方が有効なので使用します。主に襟足とかですね。
癖が異常に強い場合も同様にブローだけでは伸びない可能性が高いため
フェルトを挟んだアイロンを後から加えることもあります。
以上のやり方で真っ直ぐになりすぎず自然な丸みのあるショートにしていきます。
まとめ
ショート専用縮毛矯正は通常の矯正よりも艶感は出づらいですが
その分自然なボリューム感を残すことが可能です。
ダメージに関しても髪の毛を守りながら施術していくのと
アイロンよりも熱量が少なく、潰れることもないため通常の矯正よりも痛みづらいです。
癖毛でお悩みのショートの方、千葉県柏市で心よりお待ちしております。
では。
フリーランス美容師・TAMIO
奥田 益舟
(オクダ ヨシノリ)
♦︎GOOD NEIGHBORS柏店♦︎
“千葉県柏市柏3-10-30 第三泉ビル101”
千葉県柏市で“大人女性”の悩みに特化した美容師。
くせ毛で悩む女性の為のメニュー提案
白髪染めを使わないで染めるカラーをメインに
大人女性の髪のお悩みを解決していきます。
♦︎得意な技術♦︎
《ショートカット専用・曲がるラウンドストレート》
《ペタンとならないボリュームを残した縮毛矯正》
《癖毛を活かしたショートカット》
《脱白髪染めエイジングケアカラー》
《どんな癖にも対応した美髪矯正》
TAMIOgramでは髪に対するご質問やご相談は随時承っております。
お気兼ねなくご連絡ください^^
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