オーガニックシャンプーとは?本当に髪に良いのか徹底検証

健康や環境に配慮したライフスタイルが注目される中で「オーガニックシャンプー」が人気を集めています。

しかし、本当に髪や頭皮に良いのか、従来のシャンプーと比べてどんな違いがあるのかを深く理解している人は少ないかもしれません。

本記事では、オーガニックシャンプーの定義やメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、科学的な視点から「髪に良い」と言えるのかを検証します。

あずき♂
あずき♂

オーガニックってよく聞くよな。

TAMIO
TAMIO

美容師視点でのアドバイスも交えながら、自分に合ったシャンプー選びの参考にしてください!


1. オーガニックシャンプーとは?

オーガニックシャンプーとは有機栽培された植物由来の成分を主成分とし、合成化学物質を極力使用しないシャンプーのことを指します。

「オーガニック」と表記されていても認証機関による基準が異なるため、すべての製品が完全に無添加とは限りません。

オーガニック認証の例

  • ECOCERT(エコサート):フランスの有機認証機関。95%以上が天然由来成分であることが基準。
  • USDA(米国農務省認証):アメリカのオーガニック基準。95%以上がオーガニック成分であることが求められる。
  • COSMOS(コスモス):ヨーロッパの統一基準。自然由来成分の配合比率を規定。
  • ICEA(イチェア):イタリアの有機認証機関。環境への配慮と肌への安全性を重視。

2. オーガニックシャンプーと一般的なシャンプーの違い

オーガニックシャンプーと一般的なシャンプー(大体が石油系シャンプー)との違いについて触れていきたいと思います。

① 成分の違い

一般的なシャンプーには石油系界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)やシリコン・防腐剤・成香料が含まれることが多いです。

これにより泡立ちがよく髪をコーティングすることでツヤが出る反面、頭皮への刺激や毛穴詰まりのリスクがあるとされています。

一方でオーガニックシャンプーは、植物由来の界面活性剤(コカミドプロピルベタインなど)を使用し合成成分を極力排除。

これにより頭皮への負担が少なく皮脂バランスを整えやすいといわれています。

② 泡立ちと洗浄力の違い

一般的なシャンプーは泡立ちが良く洗浄力が強いため、皮脂やスタイリング剤をすっきり落とせるのが特徴ですが、洗浄力が強すぎると頭皮が乾燥しフケやかゆみの原因になることも。

オーガニックシャンプーは泡立ちが控えめで洗浄力もマイルド。

そのため頭皮の潤いを保ちながら優しく洗うことができるのがメリットですが、整髪料が多くついている場合は二度洗いが必要なこともあります。

③ 髪の仕上がりの違い

一般的なシャンプーはシリコンによって髪をコーティングするため指通りがなめらかになりやすいですが、根元がペタッとしやすいデメリットも。

オーガニックシャンプーはシリコン不使用のため、髪本来の質感を活かしふんわり軽やかに仕上がる傾向があります。ただし、ダメージが進んでいる髪の場合パサつきを感じることも。


3. どんな人にオーガニックシャンプーが向いている?

ではオーガニックシャンプーは主にどんな人に向いているのでしょうか?

ここからは独断と偏見でピックアップしてみました!

敏感肌や乾燥肌の人:刺激の少ない成分で頭皮ケアができる。
ナチュラル志向の人:化学物質を避け、自然なヘアケアをしたい。
環境に配慮したい人:サステナブルな製品を選びたい。
髪に軽さや自然なツヤを求める人:シリコンフリーでふんわり仕上がる。

このように、自然派系が好きな方や、刺激が少ない・ボリュームが欲しい方に向いていると思われます。

TAMIO
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ダメージヘアの人は補修ケアを組み合わせるのがベターです。


4. オーガニックシャンプーが髪に与えるダメージの可能性

オーガニックシャンプーは自然由来の成分を使用しているため低刺激で安全と思われがちですが、一部の人にとってはデメリットになることもあります。

① 髪が乾燥しやすい

合成シリコンが含まれていないため、髪のコーティング力が弱く乾燥しやすい場合があります。

特にハイダメージ毛の人は、トリートメントと併用しないとパサつきが目立つことも。

② 洗浄力が不足する可能性

マイルドな界面活性剤を使用しているため、スタイリング剤や皮脂汚れが十分に落ちない場合があります。

しっかり洗浄したい場合は、2度洗いやクレンジングシャンプーとの併用がおすすめです。

③ アレルギー反応のリスク

植物由来の成分が多いため、特定の植物エキスにアレルギーを持つ人は注意が必要かもしれません。

心配であれば使用前に一度パッチテストを行うと安心です。


5. どんな人にオーガニックシャンプーが向いていない?

先ほどは向いている人をピックアップしましたが、逆にどんな方には向いていないのでしょうか?

ヘアダメージが大きい人:補修力が低いため、ダメージヘアには物足りない可能性がある。
スタイリング剤を頻繁に使う人:洗浄力がマイルドなため、整髪料が落ちにくいことがある。
髪のまとまりを重視する人:シリコン不使用のため、クセ毛や広がりやすい髪質には合わない場合も。
手軽さを求める人:泡立ちが控えめで洗い方にコツが必要なため、すぐに実感しにくい。

質感や艶感を求めたい方はオーガニックは不向きだと感じます。

天然成分だけだと、どうしても私たちが理想と思う艶髪は手に入りにくいでしょう。

あずき♂
あずき♂

栄養成分とかを入れてないから良くも悪くも洗い上がりの髪はリアルになるな。


6. まとめ

オーガニックシャンプーは髪や頭皮に優しい成分を使い環境にも配慮された製品ですが、髪質によっては補修力が不足する場合もあります。

そして勘違いしてはいけないのが「一般のシャンプーが悪い」ということはありません!

石油系シャンプーも結局は自然由来の成分から作っていることがほとんどです。

なのでオーガニックだから良い・石油系だから悪い、ということではありません。

あくまで自分に合ったシャンプーであるかどうかが一番大事です。

適切なケアと組み合わせながら、自分に合ったシャンプーを選びましょう!

TAMIO
TAMIO

今回もありがとうございました!

あずき♂
あずき♂

今後もよろしく頼む。


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