こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIO(タミオ)こと奥田です^^
よく美容師さんに「ヘアケア」をしっかりしてくださいね!と言われたり
ご自身でも普段からへアケアを意識することがあるかと思います。
ですがそもそもヘアケアってなんで必要なのか?
というより「ヘアケアって何をすれば良いの?」という
根本的な部分を知ってる人ってあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
今回はそんな知ってるようで知らないヘアケアについて解説していきます^^
知って後悔はしないぜ。
大事なのことなのでぜひ最後までご覧ください♪
ヘアケアには2つの考え方がある
なぜヘアケアが大切なのか?
考え方的には2つあります。
それが「傷ませないための予防」と「傷んだ髪の治療」という考え方です。
似て非なる2つのケアにおいて、共通して認識して欲しいことが
「髪は死滅細胞」だということです。
死滅細胞とは何か?
死滅細胞というのは有機物として元々の活動を停止して存在している細胞のこと。
例えば爪の先の部分とかですね。爪切りで切っても痛くないですし、血も出ません。
髪の毛も同じで、切っても痛くなければ血も出ませんね。
神経もなく血管もないものに対して頭皮から栄養が運ばれることはありません。
つまり元々、○んでるんです。
そう言った細胞を死滅細胞と言います。
傷ませないヘアケアとは何か?
傷ませない予防というのはこの死滅細胞を今の状態からどれだけマイナスにさせないかという事。
傷んだ髪の治療は0に近づいた髪の毛の体力をどれだけプラスに補えるかという事。
なぜなら髪の毛は「自然治癒できない」から。
これがヘアケアを推奨する理由になります^^
日常に潜むダメージの要因
傷ませないというのは健康毛からダメージ毛までの全ての範囲で言える事です。
そして傷ませないというのは基本的には物理的な要素が多いと考えます。
では何が挙げられるかリストにしてみましょう。
大体こんな感じでしょうか。
これらで共通していることが「摩擦と熱」なんです。
シャンプーの種類とかもちろん何を使うかというのも大事ではありますが、
髪の状態によって合っているシャンプー剤が変わるため洗い方が優先だと考えています。
熱と摩擦で起きるダメージとは?
では摩擦と熱で髪はどうなるのか?
どちらにも言えることは「キューティクルの剥離」が考えられます。
キューティクルは髪の鱗であり、外的ストレスから守ってくれています。
これが剥がれてしまうことで内部の成分が抜けていってしまうのです。
また熱によるダメージはタンパク質を硬くしてしまう可能性があります。
一度硬くなったタンパク質が元に戻ることはないので特にコテやアイロンの温度には注意しましょう。
あと乾かさないで寝てしまうのもダメ。
それは濡れてることよりも、乾いた後に引っかかるということがダメだと僕は考えています。
普段から髪を傷ませない方法
では摩擦と熱から髪を傷ませない方法は以下の通り。
特別なものを使わなくても大丈夫。意識するだけでもだいぶ変わります。
まずは物理的に傷ませないということの重要性を覚えておきましょう。
傷んだ髪の毛の治療はシャントリから
傷んだ髪の治療的な考え方、これはお察しの通り「シャンプー・トリートメント」になると考えます。
普段から毎日のように使うものだからこそ、髪の状態に合っているものを使うことをお勧めします。
では一般的にどんなシャントリがいいのかリストにしてみましょう。
※《健康毛・または皮膚疾患などの髪ダメージとは関係ない髪は除く》
ざっとこんな感じでしょうか。
他にもあるとは思いますが主にこの5つの要素で事足ります。
このサイトでよく出てくる成分だな。
ヘマチン配合シャントリ
ヘマチンはヘモグロビンを分解した成分で特徴的な効果としてはダメージ補修効果。
カラーやパーマなどの薬剤施術の持ちを良くしてくれます。
またアンチエイジングの効果にも優れていると期待されています。
僕的におすすめのタイミングは「サロン施術から約1ヶ月まで」は使ってほしくて、
理由は「残留アルカリ・過酸化水素の中和をしてくれる効果が期待できる」からです。
これらは髪の毛に残ることで髪に悪さをしてしまうので早めに無力化するに越したことはありません。
ケラチン配合シャントリ
ケラチンは髪の主成分であるタンパク質で髪の85%を占めていると言われており
カラーなどの薬剤施術はこのケラチン繊維が集合したコルテックスという組織に作用します。
ケラチンは髪のハリコシや保水など多くの働きがあるため
薬剤によって流出してしまった髪の毛はパサつき・乾燥してしまうのです。
そんなケラチンを擬似的に補うことで髪を強くし、まとまりやすくします。
ダメージ補修がメインなので健康毛にはあまり意味がありません。
使うベストなタイミングとしては薬剤施術をされている場合は常に使ってほしいです。
毎日使うことで髪の毛が少しずつ良くなってると感じます。
実際に僕自身も使っていますが非常にお勧めです^^
酸熱成分配合のシャントリ
酸熱成分で有名なものを挙げるとレブリン酸・グリオキシル酸・ジマレイン酸など
沢山の成分が挙げられますが、これらの効果はズバリ「架橋」です。
架橋は髪の成分同士の架け橋になることを指します。
例えばダメージによって髪の毛に空洞が沢山できたとしたら
その空洞を穴埋めしてくれるイメージです。
これらの成分は熱で水分を飛ばすことで脱水縮合を起こしより髪の毛に固定します。
接着剤を想像すると分かりやすいですね。
ダメージ毛やエイジング毛にも効果が期待できます。
ベストなタイミングとしてはケラチンシャンプーの後に使うまたはパーマ・縮毛矯正の後に使うことをお勧めします。
ケラチンとの相乗効果が期待できるのと、パーマなどのカーリング剤を使用した髪との相性がよく
特に縮毛後は艶が出やすいと思います。
ただ場合によっては硬さを感じることがあるので注意が必要です。
CMC成分配合のトリートメント
CMCは髪の脂質成分と言われています。
髪の柔らかさや保水に関係し、髪がしっとりなめらかになるにはCMCが欠かせません。
これは主にトリートメントに配合されています。
向いている髪質的には多毛で硬毛・乾燥毛の方に良いでしょう。
細毛・軟毛さんでも良いですがかなり重たい質感になるのでベタッと感じてしまうかも。
ベストなタイミングとしてはハリコシが必要でないと感じた場合です。
シャンプーはヘマ・ケラ・酸熱を使い、トリートメントで脂質をメインで入れるという
化粧水と乳液の考え方でお使いいただくがベストです。
ヒートプロテクト効果のあるアウトバス
最後にヒートプロテクトについて。
これはキトサン・エルカラクトン・シクロペンタシロキサンなど色々ありますが
熱から髪を守ってくれるガード成分になります。
コテやアイロンの温度は低めでも120度の高温で皮膚なら火傷します。
髪の毛もタンパク質ですからなるべく熱から守らなければなりません。
そんな時にキューティクルを保護してくれるのがヒートプロテクト成分です。
使うタイミングはやはり髪を乾かす前です。
乾いてる状態でつける方もいますが、濡れている状態で使用することをお勧めします。
本日のまとめ
ざっと紹介してきましたがいかがでしょうか?
もし参考になりそうであれば忘れないように保存しておいてください^^
僕が紹介した5つのシャントリ成分の他にももちろんお勧めなものはあります。
ですが先ほどの5つで基本的にはどんな髪でも網羅できるはずです。
わからないことや相談したいことがあればぜひ公式ラインまたはコメントでご連絡ください。
綺麗な髪は自宅からだな!
フリーランス美容師・TAMIOこと
奥田 益舟
(オクダ ヨシノリ)
♦︎GOOD NEIGHBORS柏店♦︎
“千葉県柏市柏3-10-30 第三泉ビル101”
千葉県柏市で“大人女性”の悩みに特化した美容師。
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TAMIOgramでは髪に対するご質問やご相談は随時承っております。
お気兼ねなくご連絡ください^^
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