酸性ストレートって何？酸性域の縮毛矯正のメリット・デメリットについて

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です＾＾

皆さんは「酸性矯正・酸性ストレート」をご存知でしょうか？

最近では聞く機会も増えてきましたね。

たまにお客様からも酸性矯正って髪にいいの？と聞かれることもありますので

今回はそんな酸性矯正について簡単にお話ししていきたいと思います。

酸性矯正とアルカリ矯正の簡単な違い

まず酸性矯正と一般的なアルカリ矯正の違いは

そのまんま酸性なのかアルカリなのかです。

一般的なアルカリ矯正の場合、髪の毛を「軟化・膨潤」させることで

髪の毛の防御力を弱めて癖を切る「還元剤」が働きやすくするイメージ。

それに対して酸性は真逆の「硬化・収斂」する効果があり

髪の毛の防御力を弱めずに還元させる縮毛矯正です。

これだけ聞くと酸性の方が負担がないように感じますが

実際にはタイミングが大事になるお薬になります。

縮毛矯正で癖が伸びる理由とは？縮毛矯正の原理について解説！

みなさんは縮毛矯正の原理をご存知でしょうか？意外と知らない人も多いので、すごく簡単にまとめてみました。お薬が大事なんだと思っている人、実は違うんです。大事なのは技術と知識。そしてこれが分かればなぜ痛むのか、どうやったら傷まないかもなんとなく分かるかもしれません。千葉県柏市の髪質改善・縮毛矯正美容師が解説。

tamiogram.com

2023.08.14

酸性矯正のメリットとデメリットは？

酸性の場合、髪の防御力を落とさないため

言ってしまえば「健康な髪・強い髪」には癖を切る力が充分に発揮されません。

そのため癖が残ってしまったり、無理やり熱で伸ばすことで

熱焼けしてしまったりと、酸性本来の良さが出せない結果になってしまいます。

なので酸性矯正は「髪の毛が弱っている」場合に非常に有効なお薬であると

認識していただいて間違いないでしょう。

弱っている髪の毛は元々防御力がない状態になります。

特にアルカリ剤で髪の毛が弱っている場合は

酸性の「硬化・収斂」作用で髪の毛に負担をかけない施術は可能です。

ただし、明らかに髪の体力がない場合は別。

もともとチリチリしている状態では酸性でさえリスクが伴います。

アルカリと酸性のいいとこ取りが良い

一番理想的な掛け方としてはアルカリと酸性を同時に使うことです。

アルカリ矯正剤で軟化膨潤し、髪の深部に還元させた髪の毛に

酸性成分で硬化収斂して引き締め、熱や摩擦耐性を元に戻した状態での

アイロンワークで癖を伸ばすことが非常に有効かと思います。

この際に使う酸性は矯正のお薬でなくても構いません。

酸性成分であるクエン酸とかレブリン酸とか

phをアルカリから中和して引き締めてあげられればそれでいいでしょう。

こうすることで癖はしっかりと伸ばして、ハリコシがある状態に近づけます。

艶のある毎日は髪質改善・縮毛矯正で叶う

千葉県柏市で髪質改善・縮毛矯正をしている美容師TAMIOです。縮毛矯正と髪質改善を同時にやることで髪の毛は非常に艶が出ます。アルカリと酸性の性質を利用することで髪は鏡面化してしなやかでハリのある髪に。

tamiogram.com

2023.12.08

ただし、ダメージが多い髪の毛の場合はアルカリは危険です。

例えばブリーチ毛とか、細毛で白髪染め多い人とか。

髪の毛が膨潤するだけで切れてしまいそうな状態の髪は

酸性のみでの施術で行う方がアンパイであると考えます。

まとめ

結論から言えば酸性矯正はメリット・デメリットどちらもある施術。

使う必要のある髪をちゃんと見極めて行うこと。

酸性だからいいとかそんなのはあり得ません。

この辺は美容師さんがちゃんとカウンセリングして

最適解を見つけてもらうしかないですね。

興味のある方は必ず、矯正が得意な美容師さんに相談してみてください。

では。

最新記事はこちら