髪の乾かし方がわからない！ズボラ女子でも絶対に綺麗になる髪の乾かし方をプロが解説。

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です＾＾

いきなりですが、皆さんも何度か経験しているはず。

「美容室帰りと自宅ではなんで髪のまとまり方が違うのだろう？」

シャンプー？トリートメント？何で違いが生まれるのか。考えたことはありますか？

僕が美容師として経験してきた「その違い」の最大の要因。

実は「乾かし方」でした。

シャンプーでも、トリートメントでもありません。

乾かし方に大きな違いがあるんです。

言ってしまえば、それさえできれば誰だってご自宅である程度は綺麗にできちゃいます。

市販のシャントリでも、安いドライヤーでも、

あくまで綺麗に髪をセットするという意味で、それらはあまり関係ないのです。

なので今回は自宅でも綺麗にまとまる乾かし方について

髪質改善美容師（自称）がお伝えしていきます。

乾かすと整えるは違う

まず間違った認識から言ってしまうと

大体の人は「乾けば良いと思っている」からまとまらないのです。

乾けば良いだけなら自然乾燥でも良いんですよ。

じゃあどういう考え方が正しいのか。

それは「髪を整えるために乾かす」のです。

この違いは英語にすると分かりやすい。

「dry」ではなく「blow」する事。ブローですよブロー。

で、わざわざブラシを使えとは言いません。

「ハンドブロー」をしてほしいのです。

手櫛で整えるって事ですね。

ではどう言った違いがあるのか解説していきましょう。

ドライ＝乾かす

ドライの場合。

水分・水気が無い、少ない。乾燥している。

Wikipedia 参照

大体の方は髪の毛を振って乾かしたり、ただドライヤーを当てて乾かしたり、

色々やり方はあるかと思いますが言ってしまえばそれは

「夏の暑い日に濡れた髪を自転車に乗って乾かしてる」やり方です。

乾けばまとまる訳じゃないですからね。むしろ乾かしただけじゃ絶対にまとまらないです。

それはなぜか？

髪の毛には水素結合という結合が存在します。

分かりやすく言えば、濡れてる状態で形がリセットされて乾くと形が形成される。そんなイメージ。

だとしたら、髪を振ってバサバサ乾かしたりドライヤーの風を当てただけの乾かし方は

むしろ自然乾燥よりも広がる乾かし方に思えてきませんか？

髪の毛は乾けば当たり前ですが乾燥します。

髪質にもよりますが、大体は乾燥すると髪は広がりますよね。

ドライはそのまんま乾燥という意味ですから

乾かす＝広がるのは当たり前って事です。

ブロー＝整える

ブローの場合。

ヘアドライヤーの熱風を髪に当て、髪型を整えること。

Wikipedia 参照

ブローは「整える」というイメージになります。

整えるというのはつまり、髪の癖を伸ばし髪の毛流れを同じ方向にもっていくこと。

先ほど解説したドライの場合、癖は伸びずに毛流れもバラバラになります。

ではどうやるのか？それは

「髪の根本から毛先まで、左右前後にテンションをかけて熱を当てる」意識を持つこと。

テンション＝引っ張る力です。

バサバサ乾かすのではなく、根本から毛先まで指を通すのです。

毛先までですよ！これをみなさんやってないんです。毛先まで指を通すこと！

美容師さんがブラシを使ってブローする時、

必ず根本から毛先までブラシを通していますよね？

それを手櫛でやるからハンドブローなのです。

加えて

左右前後にテンションをかける。

これは一方方向に乾かすのではなく、前に向かって〜後ろに向かってと

交差させるイメージで乾かすということ。

これを「クロスシェイプ」なんてたまに言いますが

髪の毛の根本の方向を真っ直ぐ落ちる位置に整える梳かしかたです。

仮に一方方向に乾かすと髪の毛は跳ねてしまいやすくなります。

なので左右・前後を交互に手櫛を入れながら乾かすことで

髪の毛は自然と落ちる位置で収まり毛先がまとまる訳です。

まとめ

分かりずらかったかもしれませんが

要約すると

「ある程度適当に乾かしたら、根本から毛先まで指を通しながら、左右前後に引っ張って乾かす。」

文章にすると難しいですね。

ただドライではなくブローをするという意識でやるだけでだいぶ変わってきます。

皆さんもご自宅で乾かす時はぜひ意識してやってみてください。

では。

最新記事はこちら