髪がパサつく原因は髪の「水分量」が関係している?髪に一番大事な「結合水と自由水」について!

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です^^

皆さん、髪の毛パサつきませんか??

そうなんです。

髪の毛はパサつくんです。

なんでかというとタイトルの通り

髪の「水分量」が関係してくるんです。

当たり前じゃん!って思った方もいると思います。

ですがその本質的な部分は知らないですよね。

髪の毛の水分量は実際に髪の毛にどう関わってくるのか?

今回はそんな髪の水分量と密接に関わる結合水・自由水について解説していきます。


髪の水分量はどれくらい?

みなさんは髪の毛にどれだけ水分が含まれているかご存知ですか?

50%? 30%?

実は意外にも

健康な髪の毛の場合約「12%」が髪の水分量だそう。

意外と少なく感じますよね?

仮に髪の毛を濡らした場合

髪の毛の水分は約「30%」の水分量になるそうです。

これは健康毛でもダメージ毛でも変わらないため

水分が入り込むことのできるMAXが約30%ということになりますね。

この+18%された水分を「吸着水」と言って

乾いてしまえば飛んでいってしまう水分です。

お風呂上がりとかの髪の状態ですね。


12%の水分量の内訳「自由水」と「結合水」

で、元々ある水分量の12%のうち

自由水」と「結合水」という2つの水分に分けられます。

2つの水分はそれぞれ

「自由水」7% 「結合水」5% となっていて合わせて12%

この2つがめちゃくちゃ大事で、髪のしなやかさやみずみずしさを作っています。


自由水について

まず自由水はというと大気中の水分が毛髪内部を出たり入ったりしているもの。

みなさんもエアコンで髪が乾燥したりという経験があるかと思います。

これは髪の自由水が減少しているためです。

美容の技術において

例えば乾かしすぎたりすることをオーバードライと言います。

オーバードライとは、ドライヤーを使って髪を乾かすときに水分を飛ばしすぎて乾燥させすぎてしまうことをいいます。

髪NATURA様 引用

これは自由水がなくなってしまい、乾燥しきってしまうことで

かえって髪がパサついてしまうことで起こります。

アイロンワークなどの熱処理も同様なのですが

この場合、アイロンの熱凝集で形が形成されているため

パサついて感じないという現象が起きます。

洗濯物にかけるスチームアイロンを想像したら分かるかも。

ですが実際は自由水はなくなっているため

髪の毛は乾燥しきっているのでダメージに繋がる原因になります。


結合水について

次に結合水はというと

髪の組織に結合しているドライヤーでも簡単に抜けない水分です。

これがなくなると髪は完璧に乾燥してしまい乾燥パスタのように簡単に折れてしまいます。

更にこの結合水は3つに分かれるとされており

■タンパク質結合水

■CMC結合水

■NMF結合水

の3つが結合水とされています。

なんのこっちゃって思いますよね。

わかりやすく言えば

髪の毛の中の成分にくっついてる水分です!わかりやすい。

つまりこれがなくなったらアウトです。

水分がなくなって成分が抜けるのか

成分がなくなって水分が抜けるのか。

どちらにしろ、髪の毛の中の大事なものがなくなってしまう訳ですから

一番大事と言ってもいい水分です。


なぜ結合水と自由水が減少してしまうのか

この2つが髪の毛にあるから健康毛はまとまるのですが

この2つが減少してしまう原因がある訳です。

それが薬剤と熱ダメージ。

ブリーチと矯正の実験で痛ませた髪の毛。

薬剤はカラー・ブリーチ・パーマ・矯正などのアルカリ剤等による

ケラチンタンパク質などの流出で起きる自由水と結合水の減少。

熱はアイロンやコテなどによるキューティクルの損傷で起こるダメージが原因で起きます。

これらはどうしたって切っても切り離せないもので

極論「何もしなければ痛まない」訳ですが、

そうもいかないですよね。

誰だってカラーとかしたいですよね。

ではどうしたらこれらを最小限に抑えられるか?という話し。


減少させない対応策は?

薬剤に関して

■全ての薬剤に共通した「アルカリ量」をいかに減らすか。

■残留薬剤をいかに減らすか。

■流出するケラチン等をいかに減らすか。

熱に関しては

■いかに髪に熱耐性を持たせるか。

今のところできるのはここまでかなと。

髪の毛の中のケラチン・CMC・NMFなどの成分は薬剤で流れ出てしまいますし

矯正は熱施術ですから熱耐性をいかに付与しておくかが大事なため

それらダメージの原因を最小限に防ぐ「技術と薬剤」が大切になってきます。

そうすることで髪の「自由水」と「結合水」を

完璧には絶対に無理だけど、最低限守ることはできると思います。


減ったものを補うには

僕個人が推奨していることは

カラーでも矯正でも

ケラチンを補うことが大切だと考えています。

左がブリーチ矯正毛・右がケラチン処理をした髪の毛。

なぜならどの施術においても髪の90%を占めるケラチンが流出していってしまうからです。

だったらケラチンの流出を防ぎつつ、補ってあげることで髪の毛へのダメージは

最低限に抑えることが可能ですよね。

詳しくはこちらから

髪を大事にしていきたいならホームケアも大事だけど

結局は美容師さんの施術にかかっていると思います。

髪を大切にしていきたい方は

そんなところまで考えてくれる美容師さんにお願いすることが大切だと思います。

では。

フリーランス美容師・TAMIO

奥田 益舟

(オクダ ヨシノリ)

♦︎GOOD NEIGHBORS柏店♦︎

“千葉県柏市柏3-10-30 第三泉ビル101”

千葉県柏市で“大人女性”の悩みに特化した美容師。

くせ毛で悩む女性の為のメニュー提案

白髪染めを使わないで染めるカラーをメインに

大人女性の髪のお悩みを解決していきます。

♦︎得意な技術♦︎

《ショートカット専用・曲がるラウンドストレート》

《ペタンとならないボリュームを残した縮毛矯正》

《癖毛を活かしたショートカット》

《脱白髪染めエイジングケアカラー》

《どんな癖にも対応した美髪矯正》

TAMIOgramでは髪に対するご質問やご相談は随時承っております。

お気兼ねなくご連絡ください^^

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