こんにちは千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です。
ここ最近はブログをサボっておりました。意外と時間が確保できなくて後回しにしてしまいますね。
今はInstagramがメインになってきている関係上、そちらに力を入れてしまうわけですが。
でもやはりブログにしかできない良さがありますよね。ちゃんと説明したいこととかあるしね。
で、そんなこんなでInstagramからDMで「白髪ぼかし」についての問い合わせが多いのです。
僕自身はそれに特化した美容師ではありませんが、僕の顧客様も年齢層的にはそういったお悩みが多く、沢山のご相談を聞いております。
ちなみに過去にも簡単には記事にしてるんです。
ということで、今回は「白髪ぼかし」について、なるべく詳しく・わかりやすく投稿をしていきたいと思います。
白髪ぼかしについて「お洒落染め・白髪染めの違い」
まず「白髪染め」と「おしゃれ染め」の違いについてです。
ぶっちゃけて。やってることは同じ。
《①キューティクルを開いて・②メラニンを壊して・③色素を入れて・④酸化させる》
アルカリカラーは全てこの4つのプロセスから成り立っています。
おしゃれ染めは地毛を明るくするのに特化していて、トーンが明るくなるほどメラニンを壊す力が増して、色素が薄まります。イメージね。
白髪染めは白髪を染めるためのカラー剤なので、極端な話「白が黒」になるように色素がめちゃくちゃ濃いわけです。イメージね。
しかし、色素が濃いだけだと染まらないのです。
なぜなら、色素を入れ込むためには①のプロセスが必要で、地毛も同じ色にするために②のプロセスが必要になります。
つまり、メラニンも壊しつつ、色素が濃いわけですね。そしてこのメラニンを壊す力も白髪染めって意外と強くできてるみたいですよ。
その点についても以前に記事にしてましたね。
結局のところ黒い毛は明るくしないと染まらないのです。
なので白髪染めといえど地毛と一色に見えるようにメラニンをある程度壊して・できるだけ明るくして・濃い色素を入れてるわけです。
よく白髪染めが痛むと言われる理由はこの辺に起因しているかもしれませんね。
白髪ぼかしの種類は2つ
では本題に入りますね。
白髪ぼかしってなんぞや?って話ですが。ズバリただの考え方です。
というのも僕が思う白髪ぼかしには大きくわけて2種類あります。
①ハイライト・バレイヤージュなどの明度を上げてデザインを施し白髪を目立ちずらくさせる手法。
②地毛を明るく・白髪を薄く染めてコントラストを近づける手法。
この2つの違いは、人工的にデザインを入れるか・自然な素材を活かすか。又はコントラストを付けるか・付けずに明るくするか。そんなイメージでしょうか。
共通して言えることは白髪をしっかり染めません。
むしろ白髪を利用して明るくみせることだと考えます。
だからこそ「白髪がぼける」のです。だから考え方。そういう考え方。そういうカラー剤があるわけではありません。技術と言われればそうかもしれませんが、そのために編み出された技術というわけではありません。元々あったものの、見方を変えたって話です。
だから何も特別ではないよねって。
そう思ってたんですが。
そうもいかなかったんですよね。w
実際やってみると意外と難しい。技術というよりも理論的な部分で、あまり浅い考え方だとぼかしにさえならないことが分かりました_:(´ཀ`」 ∠):
なのでちゃんとできる人にお願いしましょうね!
でも考え方というのは間違ってないです。ぼかす=しっかり染まるではないよ!
むしろしっかり染めたら伸びてきた時分かるよ?
だからしっかり染めなかったり、コントラスト付けたりして、白髪をぼかしちゃおうね!って考え方ですよ!
白髪ぼかし①「デザインぼかし」
では①のぼかし方「ハイライト・バレイヤージュなどの明度を上げてデザインを施し白髪を目立ちずらくさせる手法」について。
この手法の肝心なところはコントラストをつけることです。コントラスト=明暗をつけることですね。
地毛の黒と白髪の白に合わせたデザインを入れることでぼかします。
この場合、白髪は関係なくデザインを楽しむために入れるべきだと僕は思います。なんか白髪はついでにボカせれば良いかな的な。
なぜかというと、そのデザインいつまでやっていくの?って思うわけです。
白髪をぼかすためにブリーチすんの?って。良いのそれで?って。
なので「オシャレのためにやる・ついでに白髪もぼかそうね」がベストに思います。
向いている白髪率は「1〜4割」かなと思います。そんな多くない人向け。多いとそもそもデザイン入れられないかもしれないです。


白髪ぼかし②「明るさぼかし」
では最後に②の「地毛を明るく・白髪を薄く染めてコントラストを近づける手法」について。
これは全体的に明るくすることで白髪をぼかしちゃう作戦です。なので白髪を有効活用します。
ただ条件があって、白髪率が多くないとそんなボケないんですよね。
白髪が少ないと地毛の明るさが白髪のレベルに追いつかないので、なんかあるなぁって分かるはずです。逆に白髪率が多いとすごく綺麗に染まります。


じゃあ白髪率が少ないと白髪染めの方が良いのですか?という疑問ですが、そういうわけではありませんよ!
白髪を染めようと白髪染めに手を出すことで、明るくしていくことができなくなるので、どうしても暗い印象になってしまいますから。白髪を活かして染めていくことに意味はあるわけですね。


まとめ:白髪ぼかしは白髪率で考えましょう
ここまで2つのデザインを説明しました。
結論としてお伝えしたいことは白髪多くないなら白髪に固執しなくていいんじゃない?ということです。
白髪多くないなら①も②も「白髪ぼかしたいです!」ではなくて、「おしゃれしたいです!ついでに白髪も染まればいいな!」という考え方でいいと思うんです。
その上で白髪率の大小関係なく②で染めていくことが、後々にも活かされてくると思います。
髪への負担をなるべく減らして染めていくならば、ブリーチも白髪染めも使わない選択が良い気がしますよ。
TPO的に暗くしなければならないのであれば白髪染めしかありませんが、明るさにそこまでうるさい環境でなければ、自然な白髪ぼかしがおすすめです^^
皆様の参考になれれば幸いです。
では今回はこの辺で(=゚ω゚)ノシ

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(オクダ ヨシノリ)
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