洗い流さないトリートメントとスタイリングオイルの違い!実は勘違いしてるかも?

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です^^

みなさんは髪の毛にオイルをつけていらっしゃいますか?

乾かす前につけたり、朝起きてつけたり。

今では当たり前のようにつけているオイル。

そんなオイルにもちゃんと種類があるのをご存知でしょうか?

実は意外と知らない人も少なくありません。

そしてこのオイルの違いが非常に危険でもあったりします


実はオイルには2種類ある

タイトルでも記載はしていますが、オイルには大きく分けて2つの種類があります。

洗い流さないトリートメント」またの名をアウトバストリートメントと

スタイリングオイル」の2種類です。

この2種類ですが、パッと見の見た目は同じなので

よく勘違いしてしまうケースがありますが

この2つは性質上全く異なった効果を出します。

なので間違った使い方をしてしまうと

全く効果がなかったり、むしろ髪を痛ませる原因になったりと

危険性を伴っていたりしますので気をつけましょう。


洗い流さないトリートメント=アウトバストリートメントとは

ミルボン・エルジューダ

名前のまんまではありますが

お風呂の際に使うインバストリートメントに対して

お風呂上がりの濡れている髪に使うのが「洗い流さないトリートメント」です。

ここで重要になる点は「濡れている髪」に使うということ。

これはなぜかというと

トリートメント成分は髪の毛が濡れている状態で初めて髪の中に浸透します。

乾いている状態の髪の毛は「キューティクル」が閉じてしまっている状態です。

このキューティクルの隙間から栄養が入っていく余地がないため

水分でキューティクルが開いている状態を利用し

水分を通り道に栄養成分が毛髪内部に入っていきます。

仮にアウトバストリートメントがオイルではなく「液状」だった場合なら

乾いている状態でも入っていくことはできるでしょう。

ですがその場合髪の毛に「満遍なくつけることが困難になる」ため

アウトバスはオイル状またはミルクタイプの

髪の毛に伸ばしやすい形態をとっている訳です。


アウトバスを乾いてる状態でつけたら?

では仮に、乾いてる状態でつけるとどうなるでしょうか?

例えば朝起きてパサつきを抑えるためにつけることも多いかと思います。

その場合、大体の人が思うことですが

時間が経つとパサつく」はずです。

それもそのはず。

なぜならアウトバスは「揮発性」のオイルだからです。

これはなぜかというと、髪に浸透しきれなかったオイルは逆にスタイリングの邪魔をしたり

髪を乾かそうとしてもなかなか乾かないなんてことにもなりかねます。

またオイルタイプとはいえ「油」がメインではなくあくまで「トリートメント」ですので

時間の経過や熱に反応して飛んでいってしまうようにできています。

また乾いてる状態では栄養成分は髪の毛に入っていきませんから

ドライ状態でのアウトバストリートメントの塗布ははっきりいって無駄になってしまいます。


スタイリングオイル=髪のメイク

ナプラ・N.ポリッシュオイル

今度はスタイリングオイルについてです。

このスタイリングオイルというのはトリートメント成分は基本的には入っていません。

では何かというと

植物性油の複合体」です。

ナタネ油とかラベンダー油とかホホバ油とか聞いたことあるかと思います。

これら植物性オイルは髪の毛の表面に膜を張り、同時に髪の毛の中の水分を閉じ込めてくれます。

また酸化防止だったし外気からも髪を守ってくれる効果も。

ですがあくまでもトリートメントではない訳ですから

いくらつけても髪が良くなることはありません

このスタイリングオイルは髪のメイクにあたります。

乾いている髪の毛につけることでまとまりとツヤを一時的に出してくれるいわばお化粧です。

そのため「寝る前にはつけず、朝起きた時につける」ものな訳です。


スタイリングオイルを濡れてる状態でつけたら?

では逆に、スタイリングオイルを濡れてる状態でつけたらどうなるでしょうか?

コレやったことある人もいると思いますが

濡れてる髪の表面に油膜(油のコーティング)を作ってしまうため

全く乾かなくなります

乾かしてもなんかしっとりし過ぎてて乾いた感じのしない気持ち悪い感じ。

この状態は非常によろしくありません。

要は寝る前にメイクしているのと同じな訳ですから。

またアイロンやコテなどの高温でのスタイリングの際に

スタイリングオイルがついた状態でやると

髪の毛は焼けてしまいます

コレは髪の毛がタンパク質でできているため

フライパンに油を引いて焼いているのと同じ現象が起きてしまうからです。

簡単にまとめると、スタイリングオイルは乾いてる状態で

かつアイロンなどのスタイリングが終わっている状態でつけるのが正しい使い方になります。


2つのオイルの見分けかたは?

実際にドラッグストアなどでこの2つのオイルを見た目で判断するのは非常に難しいと思います。

どちらも基本的にはオイルですから、一見同じに見えます。

そんな時は裏の表記を見てみましょう。

「洗い流さないトリートメント」と記載がされているのがアウトバスなのは分かりやすいですが

スタイリングオイルの場合は分かりずらいです。

おそらく「ヘア&ボディ用」とかとにかくトリートメントという記載がされていない場合

コレらはスタイリングオイルと判断して間違い無いでしょう。

有名なのだと椿油やN.などですね。


髪の毛につけるは気をつけて

いかがだったでしょうか?

意外と知らなかったという方がほとんどだったかと思います。

物によって用途が全然違いますし、返って髪を悪くさせてしまう可能性も含んでます。

使われる時は必ず表記を確認して間違いがないようにしましょう。

では。

フリーランス美容師・TAMIO

奥田 益舟

(オクダ ヨシノリ)

♦︎GOOD NEIGHBORS柏店♦︎

“千葉県柏市柏3-10-30 第三泉ビル101”

千葉県柏市で“大人女性”の悩みに特化した美容師。

くせ毛で悩む女性の為のメニュー提案

白髪染めを使わないで染めるカラーをメインに

大人女性の髪のお悩みを解決していきます。

♦︎得意な技術♦︎

《ショートカット専用・曲がるラウンドストレート》

《ペタンとならないボリュームを残した縮毛矯正》

《癖毛を活かしたショートカット》

《脱白髪染めエイジングケアカラー》

《どんな癖にも対応した美髪矯正》

TAMIOgramでは髪に対するご質問やご相談は随時承っております。

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