パーマがかかる仕組みについて・実は縮毛矯正と同じ

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です^^

自分は主に「ショートカット」「髪質改善」「縮毛矯正」をメインに

活動している美容師なのですが、もちろんパーマもやります。

なので今回は「なんでパーマはかかるのか?」という

シンプルなお話をしていきたいと思います。


曲げたい形に巻いて・還元剤でSS結合を切る

パーマの正式名称は「パーマネントウェーブ」=「永久的な波」です。

文字通りかけてしまえば基本的には半永久的にウェーブが出ます。

もちろん髪質によっては取れやすい方もいますので絶対ではありませんが。

では実際にパーマのメカニズムはどうなっているのか?

これは以前、縮毛矯正の記事でも書いていることで

SS結合」という髪が本来持っている結合を切るところから始まります。

関連記事はこちら

SS結合は髪の関節だと思っていただいて結構です。

この関節が今の髪の形状を作っているとします。

この関節を一度はずすために「還元剤」というものを付けるわけで

よく1剤とか1液とか美容師さんが言っているものですね。

ただパーマの場合、基本的に1剤を付ける前にやることがあります。

それがワインディングという技術。つまり「ロッドで髪を巻く」工程をします。

このワインディングをした状態の髪に1剤をつけて関節を外すのと同時に

巻いた形に髪を慣らしていく」のです。

巻いただけの状態では髪の毛のSS結合は切れていません

無理やり引っ張られている状態で髪にも負担がかかります。

関節を外す際に「アルカリ剤」が反応することで髪は「軟化」します。

軟化とは髪の毛が柔らかくなる現象のことです。

軟化と還元をすることで髪の毛はロッドの形に収まりやすくなります。


外した関節を再結合して形を固定

ロッドを巻いた髪の毛に1剤を付けて軟化還元させるまでに時間を置きます。

大体15〜25分くらいでしょうか。硬い髪の方だともう少しかかるかもです。

ベストな状態になった髪は、ロッドを外すとクリクリっとしています。

指で引っ張っても伸びずにバネのように戻るようなら完璧です。

ただこの状態では関節は外れっぱなしですし

髪の毛も柔らかいままなので一度固定させる必要があります。

それが2剤また2液と呼ばれる「過酸化水素またはブロム酸」という酸化剤です。

酸化させることで一度はずしたSS結合の片方のSが一番近くにあるSとくっつこうとします。

そうすることで髪の毛はロッドを巻いた形で固定されるわけです。


必要なら酸収斂でハリコシを出す

アルカリに傾いた軟化した髪の毛は非常に脆い状態にあります。

そこで髪の毛に「アルカリ」の逆である「」を付けます。

ちなみに酸化と酸は全く別なので混乱しないように。

酸リンスとバッファーなんて言われますが、主にクエン酸液をつけることが多いです。

そうすることで酸に傾いた髪は「硬化・収斂」され

硬く引き締まることで痛みずらくなります。

割と大事な行為ですので僕は必ずやります。


実は縮毛矯正と原理は同じ

この工程を踏んでいくことで髪の毛はウェーブを形成することができます。

過去の記事を見たことある人はお気づきかもしれませんが

実は矯正と原理がほぼ同じです。

真っ直ぐにするか曲げるか。それだけ。

考え方はシンプルで、このパーマの工程に矯正と同じ「」を加えると

デジタルパーマ」になります。

意外と知らないパーマの原理。

みなさんの知識の肥やしになれば幸いです。

では。

フリーランス美容師・TAMIO

奥田 益舟

(オクダ ヨシノリ)

♦︎GOOD NEIGHBORS柏店♦︎

“千葉県柏市柏3-10-30 第三泉ビル101”

千葉県柏市で“大人女性”の悩みに特化した美容師。

くせ毛で悩む女性の為のメニュー提案

白髪染めを使わないで染めるカラーをメインに

大人女性の髪のお悩みを解決していきます。

♦︎得意な技術♦︎

《ショートカット専用・曲がるラウンドストレート》

《ペタンとならないボリュームを残した縮毛矯正》

《癖毛を活かしたショートカット》

《脱白髪染めエイジングケアカラー》

《どんな癖にも対応した美髪矯正》

TAMIOgramでは髪に対するご質問やご相談は随時承っております。

お気兼ねなくご連絡ください^^

最新記事はこちら

タイトルとURLをコピーしました