健康な髪＝艶のある髪ではない・艶髪の法則とは？

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です＾＾

この記事をご覧の方の中にも

と、悩んでる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな相談を美容師さんにすると

なんて言われた経験はありませんか？

で、やってみたけど、まぁ確かに、艶っぽくはなったけど、どうだろ？

みたいな曖昧な気持ちになったことがあるはず。

分かります。

トリートメントあんま意味ないんじゃない？って気持ちになるの分かります。

そうなんです。

艶ってそこじゃないんです。

過去の記事でも散々言ってるんですが今回改めてしっかりと記事にしてみようかと思います。

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艶とは何か？

まず質問です。

みなさんは艶というものが何によって生まれるか分かりますか？

髪の毛だけにあらず、僕たちを取り巻く環境の全てに「艶」は存在しています。

例えばそれはあなたの愛車だったり。

例えばあなたの身につけているアクセサリーだったり。

馬の毛並み・陶器・爪にも存在します。

無機質なものから有機質なものまで幅広い範囲で「艶」は存在していて、

そこには共通してたった一つのシンプルな条件があるだけ。

そう「光の反射」です。

艶とは光の反射でのみ体現される現象でしかありません。

どんなに健康な艶髪でも、光が当たらなければぼんやりするだけ。

逆にどんなにダメージ毛でもアイロンを通して光に当てれば美しくなります。

これの意味することこそがトリートメントで艶が出ない理由。

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艶を生み出す法則

どうやったら艶はできるのかというお話ですが

先ほども記述した通り、艶＝光の反射です。

この光の反射には大きく2つの要素があります。

それが「色と形」です。

色とは？

色は「明度」と「彩度」で構成されます。

ちなみに明度は明るさをあらわし、彩度は色鮮やかさをあらわします。

明度が高いと明るい髪、低いと暗い髪なので簡単に例に出すと

ブリーチ毛とバージン毛を想像してみてほしいです。

この時点でどっちが艶があるかないかは一目瞭然ですよね。

この原理は簡単で例えば金髪の場合、光を反射しても下地が黄色〜白のため

明るくぼやけて見えてしまうため艶がわかりません。

逆に黒は光を反射することで髪が輝いて見えるのです。

彩度も同様に。

艶が出やすい色味としては黒の波長に近いほど艶が出ます。

もちろん明るさ・濃さにもよりますが。

形とは？

艶に関しての最後のトピックは形です。

形とは何を指すか、それは髪の凹凸という意味です。

癖毛の場合、髪の毛がデコボコしています。

デコボコしていると髪の毛は光を綺麗に反射できず拡散してしまいます。

つまり光の乱反射です。

なので一度髪の毛のデコボコを直さないといけません。

そのための方法がブロー・アイロン・縮毛矯正です。

ブローとアイロンは一時的ではありますが髪の毛のデコボコを伸ばします。

縮毛矯正は半永久的に癖を伸ばし艶が生まれます。

髪の毛一本一本の形を整えることが艶を作る要因の1つ。

ヘアデザインの関係

そして最後にヘアデザイン。

ショートなどの「レイヤースタイル」は艶はでません。

それは先ほどと同じ理由で、光の乱反射が原因。

毛先の位置が不揃いになるレイヤーは、どんなに髪が綺麗でも艶はなくなります。

逆にロングでノーレイヤーのスタイルはまるで鏡のように美しい光の反射をします。

そのため髪型も重要な要素の1つになるのです。

艶は人工的に作るから美しい

ここまで見て頂き誠にありがとうございます。

艶の作り方として、健康な髪であることが絶対ではないということが分かりました。

そして残念なことに、自然に何もしないで艶が出る状態を作るのは非常に難しいということです。

なぜなら多くの人に癖があったり、カラーをしたりしています。

どんなケースでも、健康で痛みのない状態であるに越したことはありません。

ダメージによるキューティクルの破損も艶をなくす原因の一つですから。

ですが僕たちが広告で見るような、美しいと思う髪の艶は全て人工物です。

それをいかに自然に見せるか。

それが僕たち美容師の課題の一つでしょう。

では。

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