大人女性の縮毛矯正には問題が2つある

こんにちは、千葉県柏市で美容師をしているTAMIOこと奥田です。

僕は主に大人女性(40〜60代)の方を対象にエイジングや癖のお悩みを解決するお手伝いをしています。

メインの解決方法は「縮毛矯正」です。

そんな大人女性様にとって、縮毛矯正というのは実は諸刃の剣になり得る技術だと考えています。

事実、僕もそのせいで何度かお客様に悲しい思いをさせてしまったことがあります。

それはなぜか?

ズバリ「ボリュームがなくなり過ぎてしまう」ということです。

縮毛矯正の本来の用途は癖を伸ばすことにありますから、ボリュームがなくなるのは当然ですし、真っ直ぐにしないと変にうねって跳ねてしまったりと、逆に扱いにくくなることもあり得ます。

だからこそ縮毛矯正はエイジング毛や癖毛といった「歪んだ骨格による広がり」というお悩みを、骨格を再配列することで綺麗に伸ばし美しくする技術です。

しかしながら大人女性のお悩みの一つとして「ボリュームが出ない」というのもまた、広がりと同格に問題視されがちな要素です。

ではどうしたら水と油のようなこの2つの問題を解決できるのでしょうか?

1つ目の問題:歪んだ骨格による広がり

まずは本質的な悩みである「広がり」について。

広がりとは髪がうねる(癖毛)からであり、癖毛だからパサつきます。

癖毛さんの癖には大きく4つ+1つの種類があります。それらどれにも共通して言えることは、1本の毛のバランスが歪なため水分量が不均一になっています。乾燥した時にパサついて感じる原因であり、湿気を含んで広がる原因もまた、この骨格の不均一な形状と水分量などに起因しているとされています。

この毛髪の歪みを正すには「髪の繊維を解く」作業が必要になります。

「還元」という現象で髪の水素分子を奪い髪の関節を強制的に外し、髪の形状を変えやすい状態にすることでストレートやカールといった形にずらすことができるようになります。

縮毛矯正は髪の関節を外し、うねりを伸ばすことで広がりを抑えまとまりを出すことができる、謂わば髪の「美容整形」といえるでしょう。

2つ目の問題:ボリュームがなくなり過ぎてしまう

なぜボリュームはなくなってしまうのか?この問題に関して一般の方はもちろん、美容師さんでも理解できていない人が少なからずいます。

難しい説は抜きにしてシンプルな答えとして、「髪の見た目の厚みが減るから」です。

本来は1本1本のうねりが重なることで広がりを作っていた髪の毛が、うねりを失うことで重なった時の隙間が埋まります。そのため本質の厚みは同じでも見た目の厚みが減ることでボリュームがなくなるのです。

これは普段から誰しもが体感できることで、「髪を濡らした時と乾かした時」の違いが挙げられます。

ちなみに余談ですが「トップにボリュームがない」人は、そもそも分け目をつけてしまうからです。女性は髪が長い分どうしても分け目をつけてしまいがちです。そのため髪の重なりがない分け目は地肌が露呈してしまい、ボリュームを表現できなくなります。最悪、薄毛に繋がりますので気をつけてください。

2つの問題の解決策は?

ここまでで癖やエイジングを抑えることと、ボリュームを残すことが違う方向に向いているのがわかったかと思います。(もちろん全員ではありません)

ではこの相反する2つの問題点の解決策は何があるでしょう?

ストレートパーマ

僕なりにこの問題に対して、ご提案できる事としてはまず「縮毛矯正ではなくストレートパーマ」で終わらせること。

基本的にストレートパーマは熱処理を抜いた矯正のメニューです。熱処理がない分もちろん癖や広がりは残ります。下手をすれば今よりもジリっと感じてしまう場合もありますから注意が必要ですが、ボリュームを残すことができるので髪質によっては合っているかもしれません。

カール矯正

もう一つのご提案は「毛先にカールをかける矯正」です。

これも前提としては「還元ができる毛先の状態であれば」です。もう内部の骨格が動かせない状態ではカールをかけるどころか痛ませるだけになりますので注意です。

まだ髪に動かす余地があるならば、矯正の毛先を内側に入れるようにアイロン処理をすることで毛先が曲がり菱形のシルエットになりやすくなります。全体的にはスリムな印象になるのは否めませんが自然なシルエットでアレンジの幅も広がります。考え方は「ストカール」と同じです。デジパーでやるのか、矯正アイロンでやるのかの違いになります。

根本をあける

最後に「根本をあける」という考え方があります。

そもそも、矯正剤は地肌に付けないものなので根本1センチは開けて塗ります。そうしないと肌が染みたり、髪の毛が折れてしまったりとリスクがあるからです。

この根本をあける感覚をさらに広げることで根本にボリュームを残してかけることができるようになります。例えば頭頂部やサイドなど、カットのシルエットに関係してくる箇所を2〜3センチ程あけ、あえて癖を残してみることです。

しかしこのやり方のデメリットは癖が強い人には向かないことと、すぐに癖が伸びてきてしまうことです。

まとめ

ここまでで僕の考える解決案を出してきましたが、いかがだったでしょうか?

  • ストレートパーマにする
  • 毛先にカールをつける
  • 根本をあける

これが全て正しいわけではありませんし、本当にご満足いただけるかはその人の価値観であるためわかりません。ボリュームを表現しながら癖を伸ばすことは本当に難しい議題ですが、少しでも二律背反するこの大人女性の問題を、解決できる糸口になれば良いなと願うばかりです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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(タミオことオクダ)

♦︎SALOWIN柏suite店♦︎

“千葉県柏市柏4-6-4 マリンビル6.6カシワ 102”

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